2009年2月11日水曜日

日野市の財政に影響する行政課題への意見提言!(生ゴミは水を絞って捨てましょう!)

このブログは、「日野市健全財政を考える会」が、日野市での行財政改革の活動を通じて、情報収集した内容や、分析・検討した結果に基づき、これからの日野市財政に大きなインパクトを与える行政課題に対して、その解決策について、市民の視点から大胆に意見提言を行っていきます。
まず初回のこのブログは、2000年10月にゴミの有料化を開始した日野市が、さらなるゴミの削減に取り組んでいますので、その活動に関して、当会の意見を以下のように、提言します。
日野市では、2000年10月にゴミの有料化を導入し、1999年から2001年にかけて、不燃ごみを54%、可燃ごみを43%削減し、さらにリサイクル率を3.3倍に達成するという画期的なゴミ改革を成し遂げました。
しかし、その後2001年から2007年にかけての年間ごみ量は、ほぼ横ばいで、一人一日あたりのゴミ排出量は800g/日人、日野市の年間ゴミ排出量は、50,000トン/年となっています。このゴミを処理するために、日野市では約25億円(14,622円/市民一人)を負担しています。
このうち、ゴミ有料化により、各家庭から4.2億円、企業から2億円の直接負担しますが、残りの約19億円は市税で補っています。
このような市税を充当して平成19年度の日野市年間ゴミ排出量50,000トンの処理していますが、その内訳は、焼却処理が36,106トン、破砕処理が7,033トン、資源化等が約13,750トンになっております。
焼却処理されるゴミのうち、約10,000トンは家庭から排出される生ゴミと推定されています。ゴミ処理施設では、この焼却処理用のゴミを、一日あたり約146トンを処理しています。
一方、日野市では、この焼却処理用のゴミを削減するために、生ゴミの水切り(ゴミ出し前に水を絞ること)や有機資源リサイクル(堆肥化)を、今年1月に公表した第2次日野市ごみゼロプラン(案)で推進しています。
このように、焼却用ゴミの削減やリサイクルを進めることは、ゴミ処理施設の燃焼効率を高めるためにも有効ですし、環境に配慮した社会を構築するためにも大変な課題です。このため、私たち市民ができる社会や環境への貢献活動として、生ゴミの水切り(ゴミ出し前に水を絞ること)や有機資源リサイクル(堆肥化)を各家庭で実行すれば、私たちの財布にとっても、ゴミ袋代の節約になりますね。
この活動で、環境にやさしく、ゴミ処理効率が高まり、さらに私たちの節約にもなるといえば、まさに一石三鳥ですので、是非、ゴミ有料化を成功させた見識ある市民力を結集して、さらなるゴミの削減を実現したいです。
以上